波切 堅太郎さん(大学院修士課程工学専攻電気電子工学コース2年)、鈴木 雅視特任助教、垣尾 省司教授が、2018年9月18日(火)~21日(金)に名古屋国際会議場で開催された第79回応用物理学会秋季学術講演会においてPoster Awardを受賞しました。
同賞は、応用物理学会の春季および秋季学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀なポスター講演を行った会員を表彰し、その成果を称えることを目的とするもので、今回は約1,000件のポスター講演のうち、21件が選出されました。
受賞テーマは「LN/水晶接合構造上の縦型リーキーSAWを用いた音響光学変調素子」で、異種材料接合構造を用いて弾性波エネルギーの表面集中を図ることにより、従来音響光学変調素子への適用が困難であった縦型リーキー弾性表面波(SAW)を低い駆動電圧で適用可能とし、変調光がもつシフト周波数の高周波化を実現した研究成果を報告したもので、光距離計測の高精度化を図る技術として期待されています。
第一著者として講演した波切さんは、「名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。ご指導、ご協力いただいた垣尾教授をはじめ、日々の研究活動を支えて頂いた研究室の皆様に深く感謝いたします。今後、就職先として本研究に関わる業界に携わることを予定しているため、今回の受賞を糧にこの分野の発展に貢献できるように日々精進してまいります。」と話しています。